はじめに

以下は,三級海技士(機関)の筆記試験 「機関1」の主ボイラ(1)、作動原理に関するの過去問題です。内燃機関限定の免許を取得する場合は、出題はありません。
※ 出題は,平成22年10月から令和7年7月定期試験までの問題を調べたものです。(類)は,類似の問題を示します。解答は一緒です。平成=H,令和=Rに年/月を数字で示しております。

主ボイラの作動原理

〔問題6〕

船用2胴D形水管主ボイラについて述べた次の文の[ ]の中の㋐~㋖に適合する字句と,下記①~⑱の語群の中から選べ。
(1) 2個の[ ㋐ ]と,これらを連結する多数の水管及び[ ㋑ ]からなっている。
(2) 胴の直径が小さいので[ ㋒ ]に耐え,保有水量が少なく[ ㋓ ]が大きいので蒸気の発生が速い。また,炉の形を自由に作れるので[ ㋔ ]も広く良好な燃焼ができる。しかし,構造が複雑で[ ㋕ ]の給水を必要とし,負荷の変動によって圧力及び[ ㋖ ]の変化が大きい。

語群:① 水位 ② 硬度 ③ たき口 ④ 管寄せ ⑤ 腐食 ⑥ 高圧
⑦ バーナ ⑧ 燃焼室 ⑨ 酸性 ⑩ 煙管 ⑪ ステー ⑫ 蒸気通路
⑬ 良質 ⑭ れんが ⑮ ドラム ⑯ 伝熱面積 ⑰ アルカリ性 ⑱ 燃料油温度
【出題:H27/02,R02/07,R04/07】

〔問題7〕

再生タービンプラントを採用した蒸気タービン船において,復水がボイラドラムに入るまでに給水加熱器などによって加熱されるが,加熱する熱源としてどのようなものを使用しているか。5つあげよ。
【出題:H23/04,H25/02】

〔問題8〕

再生サイクルのタービンプラントを採用した蒸気タービン船において,復水がボイラドラムに入るまでに給水加熱器などによって加熱されるが,加熱する熱源としてどのようなものを使用しているか。5つあげよ。
【出題:H30/10,R02/10,R04/07 ,R07/04】

〔問題9〕

船用2胴D形水管主ボイラの重油燃焼装置のエアレジスタに関する次の問いに答えよ。
(1) ウインドボックスは,供給空気に対してどのような役目をするか。
(2) 供給空気は,一次空気と二次空気に分けられるか,それぞれどのような役目をするか。
【出題:H23/07,H25/04,H27/04,H29/04,R02/07,R07/02】

〔問題10〕

機関室内の空気が船用2胴D形水管主ボイラの燃焼に利用され,船外に排出されるまでの経路を示した次の線図の中の㋐~㋕に適合する字句を,下記①~⑥の語群の中から選べ。
機関室 → ㋐ → ㋑ → 再生式空気予熱器 → ㋒ → ㋓ →燃焼室 →
→ ㋔ → ㋕ → 再生式空気予熱器 → 煙突内筒

語群:① エコノマイザ(節炭器) ② 強圧送風機 ③ 風量調節用ベーン
④ 過熱器 ⑤ エアレジスタ ⑥ ウインドボックス
【出題:H25/07,H27/10,H29/07,R03/02,R06/07】

〔問題11〕

船用2胴D形水管主ボイラの給水系統に密閉給水法を採用する理由は,何か。
【出題:H25/02,H29/04,H31/04,R03/10(理由を述べよ),R05/07類】

三級海技士(機関)800題 問題と解答【2026年版】機関技術研究会 (著)