三級海技士(機関)機関1 筆記問題 その3

問題

ディーゼル機関のピストン冷却に関する次の問いに答えよ。
(1) 冷却液に潤滑油を使用する場合は,清水を使用する場合に比べて,どのような利点と欠点があるか。
(2) トランクピストン機関のピストンを油冷却する場合,どのような方法があるか。(2つあげよ。)
(3) クロスヘッド機関のピストン(運動部)と冷却管(固定部)の接続には,どのような方法があるか。(2つあげよ。)

出題(平成22年10月~29年4月の間調べ)

23/07,26/02,28/07(平成/月)

ヒント

(1) 水と油の違いについて述べる。例えば,冷却効果は,どちらが良いのか?構造は,どちらが簡素化できるか?漏れた場合は?汚損による影響は?など

(2) どうやってピストンに冷却油を当てるのか?導く経路を設けたり,距離のある位置から噴出して当ててみたり

(3) 種類を覚えるしかないです。

コメント

とある船では,冷却油が汚損し,その汚損した冷却油に含まれるカーボン分が,ピストン冷却通路内に付着・堆積し,冷却不足となり,ピストンが膨張し,ライナとの焼き付きを起こしたという事例もありました。