3E執務一般 筆記問題 その10 機関長への報告事項
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
航行中,機関部の当直を行う職員が機関長に報告しなければならない事項をあげよ。
【出題:23/02,26/10】
解説
私の場合,「何かあったら直ぐに呼んでください」と言っていますが、これではよく分からないかも知れませんね。
基本的には,機関部の当直を行っていて,何かあったら,何か起こりそうだったら,何か起こったら,機関長に報告すべきだと考えます。
では,その「何か」って何?という話ですね。
一つは,船長からの命令・航海士からのオーダーがあった場合。
二つ目としては,安全上の問題が生じた,又は生じる恐れがある場合。
三つ目は,主機関若しくは,主機関に関連する重要な機器類に問題が生じた,又は生じる恐れがあり,運航に支障が生じる又は生じる可能性がある場合。
ですね。
練習船に乗ると,これに加えて,当直交代後に機関長へ報告を入れますが,実務においては(特に夜間において寝ている機関長を起こして)報告を入れる必要があるか疑問です。
ただ,試験の場合は,書いておいて方が良いと思います。参考書をご参照ください。
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。