三級海技士(機関)機関二 筆記問題 同期発電機(7)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 同期発電機(7)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

同期発電機の配電盤に設けられているアースランプ(接地灯)に関して,次の問いに答えよ。

(1) 三相3灯式アースランプの接続図を描くと,どのようになるか。

(2) アース(接地)が発生すると,アースランプの明るさが変化するのは,なぜか。(上記(1)で描いた図を用いて説明せよ。)

【出題:24/02,29/02】

解答

(1) 図の通り

(2) アース箇所のない正常な電気回路における線間電圧は同であるため,L1,L2,L3の各表示灯は同一の明るさで点灯し,テストボタンを押しても,アースによる回路が形成されないため明るさは変化することはない。しかし,A点でアースが発生するとL3は,アース線による短絡並列回路ができるため光度が減じられ,他の2灯(L1及びL2)は光度を増す。光度の変化の度合いはアースの程度で決まり,デッドアース,すなわち絶縁抵抗値ゼロのときにはL3は点灯しない。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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