三級海技士(機関)機関一 筆記問題 プロペラ(3)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 プロペラ(3)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

プロペラに関する次の問いに答えよ。 【出題:29/07】

(1) 羽根の断面形状には,どのような形状のものがあるか。(名称をあげよ。)

(2) プロペラ効率を高めるためには,一般に,プロペラの直径を大きくし,低速回転をしたほうがよいが,プロペラの直径を大きくする場合,どのような事項で制限を受けるか。

解答

(1) ① エーロフォイル形(A図,B図)

② オジバル形(弓形,円弧形,C図)図は参考

(2) ① プロペラ製作上の限度:鋳造能力の点から直径が8.5mくらいまでが限度である。

② 船の喫水:船の設計の基礎寸法であって,プロペラに適合するように船の喫水を変えることはない。

③ プロペラの翼端と船体との間隔:船体とプロペラとの間隔は,プロペラ付近の船体の過度の振動を避けるため十分大きく取る必要がある。

④ プロペラ翼端の深度:プロペラの深度は,翼端より水面までの深度を十分に取り,空洞現象防止の点からも水面から出ることがないようにしなければならない。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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