三級海技士(機関)機関一 筆記問題 プロペラ軸系(5)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
油潤滑式船尾管及びプロペラ軸に関する次の問いに答えよ。
(1) 海水潤滑式に比べて,軸受の長さを短くできるのは,なぜか。
(2) 軸受揚潤滑油重力タンクの位置は,何を基準にして決められるか。
(3) 潤滑油は,軸受に供給されるほか,どこに供給されるか。
(4) 油潤滑式の場合,プロペラ軸にスリーブを施さないのは,なぜか。
【出題:25/02,27/10,29/04】
解答
(1) 船尾管支面材として,鋼製裏金にホワイトメタルを鋳込んだものを使用するため,軸受の負荷容量が大きく取れることから。
(2) 喫水(海水圧力)
(3) 前部シール及び後部シール
(4) プロペラ軸が海水によって腐食することがないため。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年
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