3E機関3 筆記試験問題〔計算問題No.24〕ポアソン数
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関3 計算問題に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
直径5㎝,長さ0.4mの丸鋼棒に,長さの方向に引張荷重を加えたところ0.08㎝伸びたとすれば,丸鋼棒の直径は何センチメートルになるか。ただし,ポアソン数をとする。
【出題:24/02】
解説
解説
ポアソン数は,ポアソン比の逆数です。
ということは,ポアソン比は,3/10=0.3ですね。
さて,今回の問題を図で示すと下図の実線の丸鋼棒を引っ張って,点線のように変形させた状態です。ここで,丸鋼棒の長さを(エル),直径をとすれば,長さ方向に伸び(+),直径方向にだけ縮む(-)こととなります。
ポアソン比ν(ニュー)は,次の式で示すことができます。
ただし,
(縦ひずみ)
(横ひずみ)
尚,圧縮の場合は,縦ひずみが-(マイナス)となり,横ひずみが+(プラス)となります。
ここまで来れば,解けますね。
ポアソン比は材料によって異なります。
答え:0.003㎝