3E執務一般 筆記試験問題 その4 (ディーゼル主機関の故障)

3E執務一般 筆記試験問題 その4 (ディーゼル主機関の故障)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,執務一般に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

航行中,ディーゼル主機損傷事故が発生した場合,機関部の当直を行う職員として,差し当たり処置しなければならない事項をあげよ。

【出題:23/10,24/07,27/02,29/04】

コメント

事故が発生したときは,落ち着いて状況を判断し,そして,迅速に処置を行わなければなりません。

まず,最初に考えなければならないのは,このまま主機関を運転し続けて良いのか?ということです。状況に応じて,停止,微速に減速するなどの処置を取らなければなりません。その場合に重要なのが,船橋への連絡です。周囲の状況や航行海域によっては,すぐに主機関を止められない場合もあります。

そして,船橋の他にも連絡する必要がありますね。それは,誰でしょうか?

次に,状況を把握することですね。関係者が来る前に,出来る限り,原因究明に必要な箇所の点検や,数値の把握などを行わなければなりません。出来る限り,これを記録しておきましょう。

一方で,主機関の減速や停止を行った場合には,その船舶の装備品に応じた対応が必要となってきます。例えば,主機の軸駆動の発電機を運転している船であれば,ディーゼル発電機の起動とか,排ガスエコノマイザ―を使用している船だと,排ガスダンパーの操作だとか。

上記のようなことを,詳しく具体的に答えれば,完璧です!!