このページは、令和7年度試験対策のための海事代理士試験 口述試験過去問題です。平成27年から令和6年までの10年間の問題を整理したものです。問題の左側の「+」をクリックすると模範解答が表示されます。

【問題(SE0310)】船員法第55条に基づき、船長が海員の給料その他の報酬を直接海員に手渡さなければならないのはどのような時か答えよ。

【模範解答】船内において支払われるとき。

【出題】H30 【法第55条】

【問題(SE0320)】船員法第56条に基づき、船舶所有者が、船員に支払う給料その他の報酬を、その同居の親族等に渡さなければならないのは、どのような場合か。

【模範解答】船員から請求があったとき。

【出題】R02 【法第56条】

【問題(SE0330)】船員法第60条第3項に定める基準労働期間が9月の船舶はどのような船舶か答えよ。

【模範解答】
・ (海上運送法第2条第3項に規定する)定期航路事業に従事するものを除く、遠洋区域又は近海区域を航行区域とする船舶であって国内各港間のみを航海するもの。
・ 国内各港間のみを航海するものであって、定期航路事業に従事するものを除く、沿海区域を航行区域とする船舶。

【出題】H27 【法第60条第3項】

【問題(SE0340)】船員法第65条の2に規定される、労働時間の限度は1日当たり及び1週間当たりそれぞれ何時間かお答えください。

【模範解答】(1日当たり)14時間、(1週間当たり)72時間

【出題】R06,R03 【法第65条の2】

【問題(SE0350)】
船員法第65条の3に規定される休息時間は、労使間の協定がない場合1日につき分割は何回までか、また分割する場合において、休息時間の長い方を何時間以上としなければならないか、それぞれお答えください。

【模範解答】
・(1日につき) 2回まで
・(分割する場合) 6時間以上

【出題】R03,H30(休息時間のみ) 【法第65条の3】

【問題(SE0360)】船員法第66条の2に定める通常配置表に船長が定めなければならない事項を2つ答えよ。

【模範解答】
一 船員の職名、作業の種類及び作業に従事する時間
二 船員の1日当たりの労働時間の限度及び1週間当たりの労働時間の限度(法第64条第1項の規定に基づく労働時間を除く。)

【出題】H27 【法第66条の2】

【問題(.SE0370)】船員法施行規則第45条の2に基づき、船舶所有者は労務管理記録簿を作成し、どこに備え置かなければならないか。また労務管理記録簿は、最後に記載をした日から何年間備え置かなければならないか答えよ。

【模範解答】
・ 備え置く場所:主たる船員の労務管理の事務を行う事務所
・ 備え置く期間:5年間

【出題】H30 【現法第67条及び則第45条】

【問題(SE0380)】船員法第67条の2において、労務管理責任者が、船舶所有者に対し意見を述べるものとされているのは、どのような措置を講ずる必要があるときか。同条又は国土交通省令で規定されるもののうちから、2つお答えください。

【模範解答】
・労働時間の短縮
・休日又は有給休暇の付与
・乗り組む船舶の変更
・勤務時間の変更
・作業の転換
・乗下船の時期の変更
・研修の実施
・その他の適切な措置

【問題(SE0390)】船舶所有者が乗り組ませなければならない定員として定められている船員法第69条と第70条の規定は、それぞれ何を遵守するための趣旨か述べよ。

【模範解答】
・ 船員法第69条:船員法上の海員の労働時間を遵守するため。
・ 船員法第70条:航海当直その他の船舶の航海の安全を確保するための作業を適切に実施するため。

【出題】H29 【法第69条、法第70条】

【問題(SE0400)】船員法第71条に規定される、船員法第60条から第69条までの規定が適用されない船舶はどのような船舶か2つお答えください。

【模範解答】
一 漁船
二 船員が断続的作業に従事する船舶で船舶所有者が国土交通大臣の許可を受けたもの

【出題】R03 【法第71条第1項】