はじめに
以下は,三級海技士(機関)の筆記試験 「機関1」の主ボイラ(2)、運転及び保守に関するの過去問題です。内燃機関限定の免許を取得する場合は、出題はありません。
※ 出題は,平成22年10月から令和7年7月定期試験までの問題を調べたものです。(類)は,類似の問題を示します。解答は一緒です。平成=H,令和=Rに年/月を数字で示しております。
主ボイラの運転及び保守
〔問題1〕
船用2胴D形水管主ボイラ(重油だき)において,炉内の燃焼状態の良否を見分ける方法をあげよ。
【出題:H25/07,R02/07,R05/07類】
〔問題2〕
船用2胴D形水管主ボイラを開放復旧後,気醸し,通気する場合に関して,次の問いに答えよ。
(1) 最初の点火から使用蒸気圧に達するまでの時間を十分にとるのは,なぜか。
(2) 過熱器については,過熱防止のため,どのような注意が必要か。
(3) 蒸気圧が0.2~0.3MPaに達した場合,どのような作業を行うか。
(4) 初めて蒸気止め弁を開く場合,どのような作業を行うか。
【出題:H24/02,H25/10,H28/04,H30/02,R02/10,R04/02,R06/04】
〔問題3〕
船用2胴D形水管主ボイラの給水に関する次の問いに答えよ。
(1) 給水の標準値は,どのような項目について示されているか。
(2) 給水処理(ボイラ外処理)のため,どのような設備が設けられているか。
(2)‘ 給水処理(ボイラ外処理)を行うための設備は,何か。(名称をあげよ)
(3) 補給水は蒸留水タンクより,どのような経路で,給水・復水ラインのどこへ入れるか。また,それはなぜか。
【出題:H24/07,H29/02,R01/10,R05/02(2)’】
〔問題4〕
船用2胴D形水管主ボイラのボイラ水及び給水の硬度に関する次の問いに答えよ。
(1) 硬度に制限値を設けて,ボイラ水や給水の処理を行うのは,なぜか。
(2) 一時硬度及び永久硬度とは,それぞれどのような硬度か。
(3) 一時硬度と永久硬度の和は,何というか。
【出題:H22/10,H24/10,H26/07,H29/04,H30/10,R03/07,R04/10,R06/04】
〔問題5〕
船用2胴D形水管主ボイラにおいて,給水及びボイラ水を管理する場合,次の(1)~(3)の項目に標準値を設ける理由を,それぞれ述べよ。
(1) 硬度 【出題:H23/02,H25/10,H28/02,H29/07,R01/07,R06/02】
(2) シリカ(けい酸) 【出題:H23/02,H25/10,H28/02,H29/07,R01/07,R06/02】
(3) pH 【出題:H23/02,H25/10,H28/02,R01/07,R06/02】
〔問題6〕
下記(1)及び(2)のボイラ清浄剤の効果を,それぞれ述べよ。
(1) りん酸三ナトリウム(第3りん酸ソーダ)
(2) ヒドラジン
【出題:H27/04,R02/02,R05/04,R06/07】
〔問題7〕
船用2胴D形水管主ボイラの水処理に関する次の問いに答えよ。
(1) 復水及び給水の中に含まれる空気は,どこで,どのようにして分離するか。
(2) りん酸三ナトリウム(第3りん酸ソーダ)を使用する場合の注意事項は,何か。(安全管理上の注意事項は除く。)
(3) りん酸三ナトリウムの投入は,ボイラ水中の何を測定して決めるか。
【出題:H24/02,H26/04,H28/10,R02/04,R04/04,R06/10】
