3E 機関3 筆記試験〔計算問題No.2〕 ジャッキアップ

3E機関3筆記〔計算問題No.2〕 ジャッキアップ

以下は,機関3計算問題に関する三級海技士(機関)の筆記試験の過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものと平成30年4月定期試験問題です。「平成/年」を数字で示しております。

問題1

ねじのピッチが3㎜のねじジャッキで,有効長さ150㎜のハンドルの端に,ハンドルに直角に60N{6kgf}の力を加えて,10kN{1tf}の荷重をねじあげるとすれば,このジャッキの効率は,何パーセントか。
注:計算は,SI(国際単位系)又は重力単位系いずれで行ってもよい。

【出題:24/10】

問題2

ねじのピッチが8㎜のねじジャッキで,有効長さ600㎜のハンドルの端に,ハンドルに直角に200N{20kgf}の力を加えて,40kN{4tf}の荷重をねじあげるとすれば,このジャッキの効率は,何パーセントか。30/04
注:計算は,SI(国際単位系)又は重力単位系いずれで行ってもよい。

【出題:30/04】

模範解答2

ハンドルを1回転させる間に行った仕事は,ハンドルの長さ600㎜を半径とする円周と作用力200Nの積であるから
200×2×π×0.6〔N・m〕
これに対して,実際に作用した仕事は,40kN=40,000Nの荷重に抗して,ねじの1ピッチ(0.008m)進むから,

40,000×0.008〔N・m〕
よって,ジャッキの効率は,(40000×0.008)÷(200×2×π×0.6)×100=42.4

答え 42.4%

機関長コース
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