三級海技士(機関)機関二 筆記問題 補機 うず巻ポンプ(3)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 補機 うず巻ポンプ(3)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

うず巻ポンプに使用されている玉軸受に関する次の文の中で,正しくないものを2つあげ,その理由を記せ。 【出題: 25/02】
(ア) 玉軸受は,一般に高速回転に適する。
(イ) 外輪を平均にたたき込んで軸に取り付ける。
(ウ) 呼び番号の刻印から,取り付ける軸の外径を知ることができる。
(エ) 軸受箱内には,空間がないようにグリースを充満させる。
(オ) 油浴式潤滑法における油面は,最下部の玉の中心くらいにする。

解答

(イ)と(エ)

【理由】

(イ) 外輪をたたき込むと玉軸受を損傷させてしまうため、玉軸受の軸へのかん入は,内輪の径に等しい管(汚れを落としたきれいなもの)を挿入して平均に叩き込むか,玉軸受を油煮して膨張させ,かん合後に冷やす。

(エ)グリース潤滑の場合,空間がないようにグリースを充満させると温度が上昇するため,軸受箱の容積の1/2~1/3の余裕を与えて温度が上昇するのを防止する。

三級海技士(機関)筆記試験問題
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