三級海技士(機関)機関二 筆記問題 空気圧縮機(1)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 空気圧縮機(1)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

たて形2段空気圧縮機の運転中,次の(1)~(3)の現象が生じる場合の原因をそれぞれあげよ。

(1) 低圧圧力計の示度が規定値より高過ぎる。【出題:25/04,27/02,29/02】

(2) 圧縮機の逃出し圧が上がらない。【出題:25/04,27/02】

(3) 圧縮機の異音が発生する。【出題:25/04,27/02】

解答

(1) 低圧側の圧力計の示度が規定値より高いということは,高圧側の空気が低圧側に流れていることが考えられます。このため,以下のような原因が考えられます。

① 高圧側の吸入弁の漏れ。
② 高圧側の送出弁の漏れ。
③ 高圧側の吸入弁と送出弁の弁座を取付けているガスケットからの漏れ。

(2) 送出し圧力が上がらないのは,圧縮していないか,空気が漏れていることが考えられます。このため,次のような原因が考えられます。

① 管又は継手部からの漏れ。
② 吸入弁又は送出弁の不良。
③ 低圧弁座の取付け不良。
④ ピストンリングの摩耗や折損。
⑤ アンローダーの作動不良。

(3) 異音の発生原因としては,何かが接触しているか,緩んでいるといったことが考えられます。

① ピストン頂部と低圧弁下部との接触。
② ピストンピンメタル又はクランクピンメタルの摩耗が過大となっている。
③ ピストンリングの折損,弁類の破損などによる,異物のかみ込み。
④ 高圧側のピストンとシリンダの接触。
⑤ クラッチ又はプーリーのキーの緩み。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(航海)筆記問題
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