三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 運転及び保守(2)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 運転及び保守(2)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

補助ボイラの自動燃焼制御装置に関する次の問いに答えよ。

(1) 燃焼制御装置を設置すると,どのような利点があるか。

(2) 燃焼制御装置は,負荷の変化に応じて,何を自動的に調整するか。

(3) 運転中の危険防止のため,フレームアイは,どのような役目をするか。

(4) プレパージ及びポストパージとは,それぞれ何をすることか。

【出題:23/02(1~4),25/10(1,2,4)27/10(1~3),29/10(1,2,4)】

解答

(1) ① ボイラの負荷が変わった場合も蒸気圧を一定に保つことができる。

② ボイラ効率が向上し,燃料が節約できる。

③ 作業人数が少なくてすむ。

④ 安全性が向上する。

(2) 燃料油及び空気の供給量を自動的に調整する。

(3) 自動点火時に着火しない場合及び燃焼中に何らかの原因で突然火が消えた場合に,フレームアイが検知し,危急遮断弁(重油電磁弁)を閉じて炉内への重油の流油を防ぎ,逆火を未然に防止する。

(4) プレパージ:点火前に炉内又は燃焼室から残留ガスを排除すること。
ポストパージ:燃焼停止後に,炉内又は燃焼室内から残留ガスを排除すること。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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