三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 運転及び保守(4)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
補助ボイラに関する次の問いに答えよ。
(1) 内部掃除の場合,スケールを取り除くには,どのような方法があるか。(2つあげ,それぞれ概要を記せ。)
(2) 内部掃除の終了後,マンホールドアを取り付ける前には,ボイラ内部についてどのような事項に注意しなければならないか。
【出題:25/02,27/04】
解答
(1) 【機械的な方法】管板などはスクレーパやワイヤブラシを用い,管内はチューブクリーナーを用いてスケールを除去し,その後水洗する。
【科学的な方法】酸をベースとした化学薬品によりスケールを溶解させ除去する。その後中和剤により中和後,水洗いを行う。
(2) ① 掃除未了の箇所が残っていないか。
② 水面計や弁に通じる孔が詰まっていないか。
③ 水圧テスト実施後,めくら板が取り外してあるか。
④ 内部付属品の取付け状態は確実か(取付忘れ,緩みがないか)。
⑤ 掃除の際に使用した工具・ウエス等,内部に忘れていないか。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年