3E機関1 筆記試験問題(18) ピストンリングの気密作用

問題

ディーゼル機関のピストンリングに関する次の問いに答えよ。

(1) 膨張行程で燃焼ガスの圧力は,第1リング(最上部)にどのように作用するか。また,ピストンリングが気密作用を行うのはどこの部分か。(略図を描いてそれぞれ説明せよ。)
(2) ピストンリング部からのガス漏れを少なくするには,どのような方法があるか。(3つあげよ。)

【出題:23/10,27/04】

※ 出題時期は,平成22年10月から平成29年4月定期試験までを調べたものです。

コメント

この問題を解く前に,まずはピストンリングの気密が,何によって保たれるか勉強しましょう。

その上で,気密を保つための要素の1つである燃焼ガスがどのように流れどこに作用するか考えましょう。

(2)については,気密がどのように保たれるかを勉強した結果から考えるのですが,逆に燃焼ガスが通り抜ける要因を考えなければなりません。その上で,防止方法について考えましょう。

参考図

以下は,燃焼ガスの流れと燃焼ガスの作用(太い矢印)のイメージです。

海技試験の解答では,分かりやすくするため,隙間を大きくして描いた方が良いと思います。

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