三級海技士(機関)機関二 筆記問題 計測器具・工具(3)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
次の(1)~(7)の工具及び計測器具は,どのような場合に使用されるか。それぞれ記せ。
(1) ギヤプーラ 【出題:23/07,26/10】
(2) ブリッジゲージ 【出題:25/07,27/02】
(3) インサイドマイクロメータ 【出題:25/07,26/10】
(4) トースカン 【出題:23/07,25/07,26/10】
(5) トルクレンチ 【出題:23/07,26/10】
(6) チューブエキスパンダ 【出題:23/07,27/02】
(7) アイボルト 【出題:27/02】
解答
(1) ギヤプーラ:軸に取り付けられた軸受,歯車,インペラなどを抜き出すために使用する。
(2) ブリッジゲージ:軸受下半のメタルの摩耗,降下量を計測するために使用する。
(3) インサイドマイクロノメータ:シリンダーライナーなどの内径を計測するために使用する。
(4) トースカン:基準面から一定の高さにけがき線を入れたり,旋盤に取り付けた工作物の中心を調べる場合に使用する。
(5) トルクレンチ:ボルト,ナットを規定トルクで締付ける時及び締付けトルクの計測時に使用する。
(6) チューブエキスパンダ:管板に管を取り付ける際に,管端を広げて管板に密着させ,漏れないようにする場合。
(7) アイボルト:重量物を吊り上げたり,移動したりする場合に使用する。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年