スタフィングボックス

問題

クロスヘッド型ディーゼル機関におけるスタフィングボックスの役割は何か?

模範解答

スタフィングボックスは、掃気室とクランクケースの間で、ピストン棒が貫通する部分に取り付けられています。スタフィングボックスの役目は、クランクケースのシステム油が掃気室に吸い込まれることを防止し、逆に掃気室の空気やスラッジなどが、クランクケースに入らないようにすることです。

コメント等

三級海技士(機関)の口述試験で、よく出題される問題です。

しかし、構造を理解しておらず、丸暗記だと、直ぐに忘れてしまうのではないでしょうか。

下図に、スタフィングボックスがどこにあるか示します。これで、模範解答の意味が理解できると思います。できれば、このイメージが略図で書けるようにしましょう。

余談ですが、スタフィングボックスは、ピストン抜き出し時に同時に抜出します(以下の写真の赤線内がスタフィングボックス)。

スタフィングボックスの中は、以下の写真のようにシールリングとスプリングが沢山入っています。分解整備の際には、順番等を間違えないようにしましょう。

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