3E 機関3 筆記試験〔計算問題No.16〕ピラーに生じる応力

3E 機関3 筆記試験〔計算問題No.16〕ピラーに生じる応力

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関3 計算問題に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

機関室内にあるピラー(支柱)は外径350㎜で肉厚が10㎜である。今,このピラーが支えている荷重が50kN{5tf}とすると,ピラーに生じる応力はいくらになるか。ただし,座屈は起こらないものとする。 26/10
注:計算は,SI(国際単位系)又は重力単位系いずれで行ってもよい。

【出題:26/10】

解説

ピラーは,機関室の柱です。支柱としては,H鋼が使用される場合が多いのですが,工作室や機関制御室といったところには,見栄えがよい円筒状のピラーが使用されます。

機関制御室のピラー

問題的には,特に難しいものではなく,応力が面積当たりに掛かる力であるということさえ分かれば,簡単に解けます。

ピラーが,円筒状ということで,実際に支えることになる断面積を求めれば,荷重が出ていますので,応力を求めることが出来ます。

答え:4.7 MPa