コンテナ船 ながら 機関室見学 その1

ようこそ”ながら”の機関室へ

※ この記事は,2018年7月11日,実際に小学5年生が,内航コンテナ船 ながら を見学した際の状況を基に,詳しい説明を加えてアレンジしたものです。

「こんにちは!ながらの機関室へようこそ。私が,ここの責任者である機関長です。

少しの時間ですが,この機関室について説明します。どうぞ,よろしくお願いします。

さて,君たちは,ここに来るときに階段を降りてきましたよね。その時,どんなものが見えましたか?ロケットの発射台みたいなものが6つ並んでいたのを見ませんでしたか。

あの機械は,ながらの後ろに付いている直径4m20㎝のプロペラを回して,船を進ませるためのメインエンジンと呼ばれている機械の一部分です。皆さんが見たのは,上の2メートルほどで,さらに下に4メートルほどの高さがあります。このメインエンジンは,高さが約6メートルで幅が約5メートルもあります。そして,メインエンジンは,7000馬力の力がだせます。」(機関長)

「ここには,7079馬力って書いてあるよ!」(男の子1)

「ごめんなさい。確かに!正確には,7079馬力です(笑)。
さて,馬力って言っても,なかなか,よくわかんないかもしれませんけど,車で例えると軽自動車が最大で64馬力だから約111倍の力があります。でもね,よく考えてみてださい。皆さんがここに来る前にながらの上に積んでいたコンテナを見ましたか?


長いのと短いのがあったのですが,ながらは,短いほうのコンテナを670個運ぶことが出来ます。軽自動車では,あのコンテナを運べると思いますか?」(機関長)

「出来ない~。」(複数の子供たち)

「そう思いますよね。コンテナは,軽自動車より大きいし。でも,もし,軽自動車1台で,1個のコンテナを運べるとしても,111倍だと,111個しか運べないはずですよね。
しかし,このながらは,670個のコンテナを運べます。約6倍の仕事が出来るのです。
これは,船が海に浮かんでいるからこそ出来ることです。
また,ながらのような船は,トラックと比べて,同じ荷物を同じだけの距離を運ぶために必要な燃料が,約6分の1です。」(機関長)

「はい!!質問です!!」(女の子1)

「はい,どうぞ!!」(機関長)

「なんで,船は,浮くんですか?」(女の子1)

「う~ん。いい質問だね~。今日,お家に帰ってお風呂に入ったとき,洗面器を湯船に浮かべてみてください。そして,手のひらで洗面器を真っ直ぐ下に沈めてみて下さい。なかなか沈まないと思います。これが,浮力というものです。浮く力です。船を海に浮かべようとすると,海の水を押しのけようとしなければなりません。これに対して,押しのけられまいとして海が船に対して,浮く方向に力を加わえるのです。もちろん,船の形が,浮力を受けやすいようになっているという理由もあります。是非,お家に帰ったら,試してみて下さい。」(機関長)

つづく

関連リンク

井本商運株式会社

670TEU型コンテナ専用船「ながら」命名(井本商運株式会社)

運航船舶(井本商運株式会社)