三級海技士(機関)機関三 筆記問題 潤滑油(8)

三級海技士(機関)機関三 筆記問題 潤滑油(8)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関三に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

使用中のディーゼル機関用潤滑油(システム油)の試験に関する次の問いに答えよ。

(1) 潤滑油の試料を採取する場合,どのような注意が必要か。
(2) 潤滑油の試験を陸上の試験機関に依頼する場合,添付書類には,どのような事項を記入しておかなければならないか。

【出題:23/10,27/04】

解答例

(1) ① 採取する試料は,その潤滑油を代表するものであり採取に当たっては十分注意して行う。
② 試料を採取する際は,潤滑油ポンプを運転し,系統内を潤滑油が循環している状態で,ポンプまたはこし器の空気抜きから採取する。
③ 採取の際,空気抜き管内などにある不純物が混じらないよう,十分にフラッシングした後で採取する。
④ 試料容器は,水分やゴミなどがない清浄なもの(試験機関の専用の容器がある場合は,専用の容器)を使用する。
⑤ 試料は試験機関の指定する量を採取し,採取後はしっかりと蓋をして漏れないようにする。

(2) ① 船名,会社名
② 機関メーカ,型式,定格出力及び回転速度
③ 資料油のメーカー,銘柄
④ 採取年月日
⑤ 採取個所
⑥ 潤滑油使用時間
⑦ 試料油が代表する潤滑油の油量
⑧ その他特記事項(補給の履歴等)

三級海技士(機関)筆記試験問題
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