三級海技士(機関)機関二 筆記問題 配管装置(2)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 配管装置(2)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

機関室の配管装置に関する次の問いに答えよ。【出題: 24/04,28/04】

(1) 危急用のビルジ吸引管とは,どのようなものか。(概要を説明せよ。)

(2) 機関室の敷板よりも下部に設ける管系の固定用金物について,日常どのようなことを検査しなければならないか。

解答

(1) GSポンプやバラストポンプなどの吸入側に機関室ビルジの吸入管を取り付けたもの。この場合,こし器は設けずに接続してある。

(2) 湿気により腐食しやいため腐食に注意する。また,振動によりボルトやナットが緩むとそれによって配管との接触部分が摩耗するため,さらに錆びやすくなる。このため,ボルトやナット等の緩みに注意し,錆などを防止するため,塗装等が剥がれていないか定期的に点検する。海水ストレーナーの掃除や海水の漏れなどがあった場合は,清水で海水を流し落とすなど,海水が付着したままにしない。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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