三級海技士(機関)機関二 筆記問題 計測機器・工具(1)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 計測機器・工具(1)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

船内工作で使用する次の(1)~(3)の工作機械は,どのようなものか。それぞれ概要を記せ。【出題: 24/07】

(1) グラインダ
(2) フライス盤
(3) ボール盤

解答

(1) 研削砥石を高速回転でさせて,砥石に工作物を当てることにより,砥石粒が工作物を少しずつ削っていくもので,焼入れした鋼や硬い金属の加工ができ,高い精度の工作に適している機械。

(2) フライスという切削工具を回転させ,テーブル上の工作物を徐々に送り,平削り,溝削り,歯車の歯切り等の切削作業を行うための機械。

(3) 台状のテーブルに加工する素材を置き,主軸に取り付けたドリル又はリーマなどの切削工具を回転させ,主軸を下げていくことで穴あけ加工を行う機械。

参考写真

右がグラインダ,左がボール盤

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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