三級海技士(機関)機関二 筆記問題 配管装置(1)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
次の(1)~(4)の各弁が,それぞれの名称で呼ばれているのは,どのような特徴によるものか説明せよ。【出題:23/02,27/07,29/04】
(1) 仕切弁 (2) ボール弁 (3) 玉形弁 (4) アングル弁
解答
(1) 仕切弁は,弁棒の上下運動により円板状(くさび形断面)の弁体にリフトを与えて弁を管に対して垂直に開閉する(仕切る)形式のもので,出入口は弁座を挟んで一直線上にある。
(2) ボール弁は,弁箱の中で孔の空いた球形の弁体が,弁棒を軸に回転して流路を開閉するものである。弁体には全面球と半面球がある。
(3) 玉型弁は,弁箱が玉形で入口と出口の中心線が一直線上にあり,流体がS字状(下から上へ流れる)に流れる弁。
(4) アングル弁は,流体の入口と出口の中心線が直角で,弁箱内で流体の流れが直角に変わる弁。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年