三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(12)

三級海技士(機関)機関一 筆記問題 補助ボイラ 作動原理(12)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関一に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

補助ボイラにおいて,次の(1)~(3)は,ボイラにどのような害を及ぼすか。それぞれ記せ。【出題:26/02,29/04】

(1) 内部伝熱面に付着したスケール

(2) ボイラ水中の浮遊物

(3) ボイラ水中のスラッジ

解答

(1) 電熱面にスケールが付着すると,その部分の過熱,膨出,破損する原因となる。また伝熱を阻害して燃料の損失を生じ,ボイラ内部腐食の原因となる。

(2) ボイラ水のキャリオーバの原因となり,発生蒸気の純度を下げる。

(3) 底部吹出し弁の損傷,閉塞の原因となる。また,スラッジが堆積した鋼面は腐食しやすくなる。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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