このページは、令和7年度試験対策のための海事代理士試験 口述試験(船舶職員及び小型船舶操縦者法)過去問題です。平成27年から令和6年までの10年間の問題を整理したものです。問題の左側の「+」をクリックすると模範解答が表示されます。

【問題(SH0140)】乗組みの特例として、航行の安全を確保することができると認める船舶について、国土交通大臣が乗組み基準によらないことを許可することができる事由を二つ述べよ。

【模範解答】
・船舶が特殊の構造又は装置を有していること。
・航海の態様が特殊であること。
・入渠し、又は修繕のため係留していること。
・本邦以外の地を根拠地として専らその近傍において漁業に従事すること。
・日本船舶を所有することができない者に貸し付けられた日本船舶(マルシップ)に(STCW)条約の締約国が発給した条約に適合する資格証明書を受有する者が乗り組むこととされていること。
・乗組み基準において考慮された船舶の航行の安全に関する事項に照らし特殊であると国土交通大臣が特に認める事由。

【出題】R06,R01 【法第20条、規則第63条、第64条】

【問題(SH0150)】沿海区域を航行区域とする19トンの旅客船であって、海上運送法の一般旅客定期航路事業の許可を受けて、三重県の海岸から4海里の水域を航行する船舶の船長になるために必要となる免許及びその資格を述べてください。

【模範解答】
二級小型船舶操縦士の資格に係る特定操縦免許

【出題】R02 【法第23条の2】

【問題(SH0160)】特定操縦免許を受けようとする者の要件を2つ述べて下さい。

【模範解答】
・操縦試験に合格していること(※)
・小型旅客安全講習課程を修了していること
※「受けようとする特定操縦免許と同一の資格の操縦免許を既に有していること」でも可

【出題】H30,H27 【法第23条の2第2項】

【問題(SH0170)】12月1日に特殊小型船舶操縦士試験に合格した者は、何月何日までに操縦免許の申請をしなければならないかを述べてください。

【模範解答】
翌年の11月30日まで

【出題】R02 【法第23条の2第3項】

【問題(SH0180)】操縦免許の限定の種類を2つ述べて下さい。

【模範解答】
・技能限定
・設備等限定

【出題】H28
【法第23条の3第2項及び第23条の11において準用する第5条第6項】

【問題(SH0190)】1級小型船舶操縦士の資格についての操縦免許は何歳に満たない者には与えないか述べてください。

【模範解答】
18歳に満たない者

【出題】R03 【法第23条の4】

【問題(SH0200)】小型船舶操縦士の資格のうち、18歳未満の者が取得できるものを2つ述べてください。

【模範解答】
・二級小型船舶操縦士(技能限定をする場合に限る)
・特殊小型船舶操縦士

【出題】R04,H29,H27 【法第23条の4第1号】

【問題(SH0210)】1級小型船舶操縦士の免許と2級小型船舶操縦士の免許を併用することができるか否か、述べよ。また、その理由を述べよ。

【模範解答】
できない。
理由:1級小型船舶操縦士は、2級小型船舶操縦士の上級であり、上級の免許を受けたときには下級の免許は効力を失うため。

【出題】R01 【法第23条の6】

【問題(SH0220)】操縦試験の内容を2つ述べてください。

【模範解答】
・身体検査
・学科試験(筆記試験又は口述試験)
・実技試験

【出題】R04,H29 【法第23条の9第2項、省令第103条】

【問題(SH0230)】帆船以外の小型船舶について、一級小型船舶操縦士一人で操縦可能な航行区域を述べてください。

【模範解答】
沿海区域及びその境界から外側80海里(マイル)未満の水域(海岸から100海里(マイル)未満の水域でも可)

【出題】R03, H30 【法第23条の35第1項、施行令第11条第1項、則第125条】

【問題(SH0240)】小型船舶操縦者の遵守事項を2つ述べよ。

【模範解答】
・酒酔い等操縦の禁止
・自己操縦義務
・危険操縦の禁止
・船外への転落に備えた措置(救命胴衣の着用)
・発航前の検査等
・見張りの実施義務

【出題】R06,H29,H28 【法第23条の36第1項から第5項まで】