はじめに
以下は，三級海技士（機関）の筆記試験 「機関1」のディーゼル機関(5)〔ディーゼル機関及びこれらの付属装置の各構成部の形状，材質及び作動〕に関するの過去問題です。
※ 出題は，平成22年10月から令和7年７月定期試験までの問題を調べたものです。（類）は，類似の問題を示します。解答は一緒です。平成＝H，令和＝Rに年／月を数字で示しております。
吸気・排気弁
〔問題1〕
四サイクルディーゼル機関の吸気弁及び排気弁に関する次の問いに答えよ。
(1) 弁座の荒れが軽微な場合，弁のすり合わせは，どのような要領で行うか。
【出題：H25/07,R04/10,R06/02】
(2) 高速機関において，1つのシリンダに吸気弁及び排気弁を，それぞれ2個ずつ設けると，1個ずつの場合に比べて，どのような利点があるか。
【出題：H23/02,H26/10,R02/10,R04/04】
(3) 弁棒頭部は，ロッカーアーム（揺れ腕）による衝撃や摩耗に耐えるために，どのような対策が施されているか。
【出題：H23/02,H26/10,R02/10,R04/04】
(4) 中形機関において，吸気弁は直接シリンダヘッド（シリンダカバ）に取り付け，排気弁は弁箱（弁かご）を設けてシリンダヘッドに取り付ける方式を採用する場合が多いが，その理由は，何か。（吸気弁及び排気弁について，それぞれ述べよ。）23/10（類似：最後の（）書きなし）
【出題：H26/04,R01/07,R05/04,R06/10】
(5) ポペット弁（きのこ弁）の弁フェース（弁の当たり面）に用いられるステライトは，どのような点が優れているか。
【出題：H26/04,R01/07】
(5)’ 弁フェース（弁の当たり面）に用いられるステライトは，どのような点が優れているか。
【出題：R06/02,R06/10】
〔問題2〕
図は，ディーゼル機関の排気弁の頂部に取り付けられるバルブローテータの略図を示す。図に関する次の問いに答えよ。
(1) ①及び②の名称とその役割は，それぞれ何か。
(2) 図は，排気弁が開いている状態か，それとも閉じている状態か。また，この状態からどのようにして弁棒を回転させるのか。（図を利用してその過程を説明せよ。）
【出題：R05/07】
〔問題3〕
四サイクルディーゼル機関の吸気弁及び排気弁に関する次の問いに答えよ。
(1) バルブローテータは，どのような損傷を防止するか。また，防止できるのはどのような理由によるか。
【出題：H25/07,R04/10】
(2) バルブローテータは，どこに取り付けられているか。また，バルブローテータによって弁の損傷が防止できるのは，どのような理由によるか。
【出題：H23/10,R05/04】
(3) 排気弁にバルブローテータを取り付ける目的は，何か。
【出題：H26/04,R01/07,R06/02,R06/10】
(4) 弁棒頭部と弁ばね受は，どのようにして結合するか。
【出題：H23/02,H26/10,R02/10,R04/04】
