三級海技士(航海) 法規 筆記試験問題 海上交通安全法 来島海峡航路(4)
以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,法規(海上交通安全法及び同法施行規則)に関する過去問題です。
※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題
海上交通安全法及び同法施行規則に関する次の問いに答えよ。
(1) 夜間,北流時に来島海峡航路をこれに沿って東行中の動力船Cは,馬島西方の西水道において,ほぼ正船首方向約0.5海里のところに長音3回の汽笛信号を行って反航する動力船Dを認め,衝突のおそれがある場合と判断し,左げん対左げんで航過するため短音1回の汽笛信号を行うとともに右転した。Cのとった処置が正しいか又は正しくないか。理由とともに述べよ。
【出題:20/10,24/10,27/07】
ヒント
動力船Dは,どこに向かっているでしょう?
その場合,右舷対右舷 or 左舷対左舷,どちらが正しいでしょうか?
海上交通安全法 第21条 第1項 第2号
第二十一条 汽笛を備えている船舶は、次に掲げる場合は、国土交通省令で定めるところにより信号を行わなければならない。ただし、前条第三項の規定により海上保安庁長官が指示した航法によつて航行している場合は、この限りでない。
二 西水道を来島海峡航路に沿つて航行して小島と波止浜との間の水道へ出ようとするとき、又は同水道から同航路に入つて西水道を同航路に沿つて航行しようとするとき。
海上交通安全法 施行規則 第9条 第5項 第3号
三 法第二十一条第一項第二号に掲げる場合 来島又は竜神島に並航した時から西水道を通過し終る時まで汽笛を用いて鳴らす長音三回