3N運用筆記試験問題船体構造、整備、復原性及び損傷制御(2)に関する問題集（R07/02まで）

2025年6月28日

はじめに
船体要目
- 〔問題1〕
- 〔問題2〕
入出渠及び入渠の作業及び注意，船体の点検及び手入れ並びに溶接及び塗装に関する一般的知識

はじめに

以下は，三級海技士（航海）の筆記試験「運用」の船体構造、整備、復原性及び損傷制御(2)に関する過去問題です。

※ 出題は，平成28年2月から令和7年2月定期試験まで（10年分）の問題を調べたものです。（類）は，類似の問題を示します。解答は一緒です。平成＝H，令和＝Rに年／月を数字で示しております。

船体要目

〔問題1〕

鋼船の外板の厚さについて述べた次の文の［］内にあてはまる語句を，番号とともに記せ。

外板の厚さは，縦強度ばかりでなく，水圧や波の衝撃などに対する局部強度，腐食に対する予備厚さなどを考慮して，船の長さ，深さ，満載喫水，［ (1) ］の間隔などを基準に定められる。その結果，外板の厚さは，船の長さの方向には，一般に中央部が［ (2) ］く，船首尾に行くにつれて［ (3) ］くなる。また，同じ横断面では中央軸から遠い［ (4) ］が厚く，次は船底外板で，［ (5) ］が最も薄い。
【出題：H28/10,R02/04,R03/07,R05/04】

〔問題2〕

船の長さの表し方には，どのような種類があるか。3つあげよ。
【出題：R01/07,R05/04】
〔問題3〕船体のトン数に関する次の問いに答えよ。
(1) 載貨重量（deadweight）トン数に軽荷重量（lightweight）を加えた値は，何を表すか。
(2) 船内にある重量のうち，載貨重量トン数に含まれるものを3つあげよ。
【出題：R03/10,R05/10,R06/07】

入出渠及び入渠の作業及び注意，船体の点検及び手入れ並びに溶接及び塗装に関する一般的知識

〔問題1〕

鋼船がドライドックに入渠している場合，次の(1)及び(2)を防止するための一般的注意事項をあげよ。
(1) 火災 (2) 人身事故
【出題：H29/02,H30/04,R03/04,R04/10】

入渠時は，色々な機器が分解されていたり，外板・ハンドレールなどの修理・切り換えが行われていたりと，通常とは違った環境であるため，通路が制限されたり，陸上から電線やガス・空気のゴムホースが導かれたりしています。そのような環境をイメージしつつ，問題に答えましょう。

入渠中のホース等

入渠中の床面の状況

〔問題2〕

鋼船がドライドックに入渠した後，渠底に降りて船底の検査を行う場合，船底外板の状態（損傷，塗装の状態及びさびの発生）のほか，どのようなことを確認しなければならないか。3つあげよ。
【出題：R06/07】

〔問題3〕

入渠中における鋼船の清水タンクとバラストタンクの点検及び手入れに関する次の問いに答えよ。
(1) 手入れが必要な箇所を調べる場合，タンク内のどのような点に注意して点検を行えばよいか。例を4つあげよ。
(2) 点検（手入れを実施した後の点検を含む。）のためタンク内に入るときには，どのような注意をしなければならないか。
【出題：H28/10類,H30/02類,H31/04,R03/02,R06/04】