令和2年2月定期試験 二級航海(口述試験)
今回は、情報投稿フォームから問題をご提供いただきました。
航海
・ジャイロエラーの検出方法を述べよ
日出没方位角法の計算手順
真日出没とは、太陽が見た目上、どのあたりの位置のときか
・クロスベアリング:海図を渡されてどの物標を選択するか、理由を伴い説明せよ
・海図上での避危線の引き方を、試験場のホワイトボードを用いて説明せよ
運用
・台風による高潮の原因を4つ挙げよ
・側壁効果の原理
影響を小さくするにはどうすればよいか、2つ挙げよ
なぜ側壁効果は危険なのか、理由を述べよ
・船首尾部分にのみ用いられる、船体構造を強化する部材について述べよ
法規
・予防法に「左転を禁止する」と明記している条文は何か
・中ノ瀬航路の航法を説明せよ
・中ノ瀬航路における速力制限とは、具体的にどのようなものか
・中ノ瀬航路に沿って南下中の動力船Aと、中ノ瀬航路西から東に向かってを横切ろうとする
動力船Bでは、どちらが避航船になるか、具体的な法的根拠を用いて答えよ
・港則法で航路内でのみ禁止されている航法は
・臨時航行検査の定義は
→船舶安全法第5条1項4号
受験者の所感
試験前の説明で、「本試験は、航海士として実務上において十分な能力を有しているかを、判断する目的である」と試験管から忠告。丸暗記ではなく、因果関係や仕組みを理解しているかに重点が置かれていると言っていた。
試験中も、各問に対して、「なぜですか」「どうしてそうなると思いますか」と根拠を求める場面が目立った。
試験対策の勉強をする際は筆記試験とは異なり、十分理解し、余裕があれば各現象及び規律の繋がりを意識すれば、良い結果に結びつくと考えられる。