三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 運動性能(3)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 運動性能(3)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題

次の(1)~(4)は,船の旋回圏の大きさにそれぞれどのような影響を及ぼすか。

(1) 船の長さ 【出題:21/04】

(2) 船の幅 【出題:21/04,22/04,24/10,26/02】

(3) 船速 【出題:21/04,22/04,24/10,26/02】

(4) 水深 【出題:21/04,22/04,24/10,26/02】

解答

(1) 一般に,長大な船は,短小な船に比べて旋回圏が大きくなる。

(2) 一般に,船の長さが同じであれば船幅の大きい船ほど旋回圏は小さくなる。

(3) 外力の影響が全くないとすれば,船速に関わらず旋回圏の大きさは変わらない。高速船では,高速航行のときに旋回圏は大きくなる。一般の商船程度の速さの船では,ほとんど影響はない。

(4) 喫水と水深の関係によるが,浅水影響により旋回圏は大きくなる。

参考文献

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

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