二級海技士(航海)筆記問題(法規):海上衝突予防法 その5

二級海技士(航海)筆記問題(法規):海上衝突予防法 その5

以下は,二級海技士(航海)の筆記試験における,法規に関する過去問題です。

※ 出題は,平成18年7月から平成26年7月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題1

右図は、夜間L埼灯台付近において、甲船(総トン数3,800トン)及び乙船(総トン数12,000トン)の2隻の動力船が矢印(→)のように航行して×地点付近で衝突するおそれがある場合を示す。乙船は、①’の地点で、①地点にある甲船の船尾灯を初認したが、そのとき

の両船の距離は約1.2海里であった。乙船は甲船より速力が速く、甲船が②のとき乙船は②’にあり、乙船がL埼灯台をかわって予定針路に変針し、③’の地点で定針したとき③にあった甲船との距離は、約0.6海里であった。この場合について:

(1)この場合、第13条(追越し船)の航法、第15条(横切り船)の航法のいずれが適用されるか。理由とともに述べよ。

(2)乙船がL埼灯台付近で予定針路に変針したことの是非について理由とともに述べよ。

(3)③以後の甲船がとるべき航法を述べよ。

【出題:19/02,20/04,22/02,24/04,26/07】

問題2

一般動力船A丸が、右図に示すように、甲岬灯台並航後に変針する予定で航行中、右げん船首約5~6度,距離約2海里に反抗する一般動力船B丸を認め、予定どおり航行すれば

甲岬灯台沖付近でB丸と出会い、衝突のおそれがある場合:

(1)適用される航法規定は、何か。

(2)A丸は、どのような処置をとらなければならないか。

(3)(2)の処置をとる場合において、A丸は、どのようなことを考慮しなければならないか。

【出題:19/04,20/07,22/04,25/07】

問題3

2隻の動力船が、右図のように、強い風潮流の影響を受けているため、(‐‐‐‐→)のような進路で航行しているが、対地的には(‐‐‐‐‐→)のように接近して×地点で衝突するおそ

れがある場合、本法のどのような規定に従って衝突回避の処置をとらなけれ

ばならないか。理由とともに述べよ。

【出題:20/02,25/02,25/10】

二級海技士(航海)筆記問題
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