できるだけ多くの海事人材を世に送り出す(その9)

おはようございます。

いつも海技塾.comを訪問頂き、ありがとうございます。

訪問者数が9,000人を超えました。

そろそろ、かなり私が誰か分かっている人が増えてきましたが、一応は、ちょっと変わった経歴を持つ、海事関係者ということで。

さて、今回は、このシリーズ「できるだけ多くの海事人材を世に送り出す」に関連して、少しお話を。

自分なりの責任の取り方

「できるだけ多くの海事人材を世に送り出す」という言葉は、一般的に、聞こえが良いように思えます。

しかし、送り出された人達はどうでしょうか。

私は、送り出す人には、それなりの責任があるんじゃないかと思ってます。

昔、働いていた団体で、内航船員になるため資格制度構築のお手伝いをしたことがあります。その時に出来た、六級海技士(航海)短期コースを修了していった若者の一人がこう言いました。

「この制度を作ってくれた方に感謝します」

その若者は、私が、その手伝いをしたことなど知らず、普通に修了式で発した言葉だったのですが・・・。

修了式に立ち会った私としては、その場で涙が出そうになりました。最近は、その話を他の人にすると涙ぐんでしまいます(笑)。

その時、思ったのが、「彼らのような人達のために、何かがしたい」ということだったのです。

具体的には、何をして良いか分かりませんでしたし、その答えは、「できるだけ多くの海事人材を世に送り出す」という漠然とした目標でしかありませんでした。しかし、この海技塾.comは、その一つの形であると考えております。

私の関係した仕組みによって船員になった人材が、ステップアップするためのツールとして、この海技塾が活用してもらえれば、送り出した後の責任が果たせるのではないかと思っております。

三級海技士が取得できれば、少なくとも内航(非国際)の船の船長や機関長が出来ます。

このサイトでは、そこまでの知識や試験勉強のためのヒントが提供できればいいな~と考えております。

だったら、こんな記事書く前に、たくさん情報を掲載しろ!ですって。

おっしゃるとおり!!

ということで、次回、10,000人記念を最後に、このシリーズは、お休みします。

これからも、有益な情報を提供できるよう、頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします。

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