3N 航海 筆記試験問題 沿岸航法(Running fix)

3N 航海 筆記試験問題 沿岸航法(Running fix)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,沿岸航法に関する過去問題です。よく出る問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題

沿岸航行中,方位線の転位による船位測定法(Running fix)により船位を求める場合,正確な船位を得るために注意しなければならない事項を4つあげよ。

【出題:20/10,23/07,26/02,27/04,28/07,30/02】

解説

Running fixによる船位の決定の原理は,三角形の合同条件の1つの応用です。

それは,「1組の辺とその両端の角がそれぞれ等しい。」というものです。

まあ,ちょっと分かりにくい説明かも知れませんが。1辺とその両端の角が分かれば,船位が求められるというものです。

(上記までの説明は,無視してもらっても構いません)

Running fixは,一つの物標を使って,船位を求める方法です。まず,最初に物標の方位を測り,一定の方位に一定の船速で走った後,再び同じ物標の方位を測り,船位を求めるというものですね。

注意しなければならないのは,物標をどのように測るか?特に,1回目と2回目をどのような間隔で行うか?どういう角度にするか?

そして,三角形の1辺である,航程について,どのようなことに気を付けなければならないか?

そのような観点で答えて下さい。