三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 運動性能(2)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 運動性能(2)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題

旋回圏に関する次の用語を説明せよ。

(1) 心距(reach) (2) 転心(pivoting point)

【出題:20/10,21/10,24/04,26/04,28/07】

解答

(1)旋回中心の縦距離

(2)旋回圏中心から船首尾線に下ろした垂線の足

コメント

転心は船体が旋回する際の軸となる点であり,旋回圏中心から船首尾線に下ろした垂線の足である。前進中,転心Pは船体の重心Gから前方1/4~1/3Lの位置にあり,旋回径の小さい船ほど転心は船首方向に移動する。旋回中は転心を中心として船があたかも回転しているように見え,転心より前部は転舵側へ,後部は反対側に回転しその結果船尾が大きく振れることになる。(航海訓練所シリーズ 読んでわかる三級航海 運用編 p5)

参考文献

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

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