三級海技士(機関)機関二 筆記問題 自動制御装置(4)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 自動制御装置(4)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

船内で採用されている次の(ア)~(オ)の制御に適合する自動制御の用語を,下記①~⑥語群の中から選べ。【出題:25/07,28/04】

(ア) ディーゼル機関入口の燃料油の粘度制御

(イ) 操舵機の操作に追従する舵の動きの制御

(ウ) 航行中,ブラックアウトした場合の自動給電及び推進に関連する補機の自動始動の制御

(エ) ボイラの燃焼制御において,主調節器の出力信号を二次調節器の設定値とし,その二次調節器の出力信号が燃料供給量を加減する制御

(オ) 主機の回転速度を,スタンバイフルから通常航海速力へ上げる場合の制御

語群:① シーケンス制御 ② プログラム制御 ③ サーボ機構 ③ 追従制御(28/02)
④ カスケード制御 ⑤ サンプル値制御 ⑥ 定値制御

解答

(ア)―⑥ 定値制御

(イ)―③ 追従制御

(ウ)―① シーケンス制御

(エ)―④ カスケード制御

(オ)―② プログラム制御

※ カスケード制御は、調節計を複数使用してフィードバック制御を2重に組み合わせた制御方式です。

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
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