三級海技士(機関)機関二 筆記問題 自動制御装置(3)
以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。
問題
自動制御に関する次の(1)~(4)の用語について,それぞれ概要を説明せよ。
(1) シーケンス制御 【出題:24/10,26/04,28/10】
(2) 制御偏差 【出題:24/10,26/04,28/10】
(3) ステップ応答 【出題:24/10,26/04,28/10】
(4) プログラム制御 【出題:24/10,26/04,28/10】
(5) オンオフ動作 【出題:25/02,27/04】
(6) 比例動作(P動作) 【出題:25/02,27/04】
(7) 積分動作(I動作) 【出題:25/02,27/04】
(8) ハンチング 【出題:25/02,27/04】
解答
(1) あらかじめ定められた順序に従って制御の各段階を逐次進めていく制御方法。
(2) 目標値(設定値)と制御量の差。
(3) 入力がある一定の値から他の一定の値に瞬間的に変化したときの応答。
(4) 目標値があらかじめ定められた変化をする制御。目標値の変化に限らず制御の順序などを指定することもある。
(5) 操作量または操作量を支配する信号が,入力の大きさにより2つの定まった値のどちらかを取る動作。
(6) 入力に比例する大きさの出力を出す制御動作。目標値との差(偏差)に比例した操作量が与えられる制御動作。
(7) 入力の時間積分値に比例する大きさの出力を出す制御動作。目標値との差(偏差)の大きさと,偏差の生じている時間に囲まれた面積に比例して応答動作をすること。
(8) 制御系が不安定なため,制御量が周期的に変化する状態のこと。
参考文献
機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年
東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年
機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年