二級海技士(航海)筆記問題(運用):喫水による載貨重量の測定
以下は,二級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。
※ 出題は,平成18年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題1
石炭等のばら積み貨物を積載した船において行われる喫水測定による積荷量計算(ドラフトサーベイ:draft survey)に関する次の問いに答えよ。
(1) 1/4 M/M(mean of mean)方式により平均喫水を求める場合、どの箇所の喫水を読み取り、どのようにして平均喫水を計算するか。また、この方式を採用することによって、どのような喫水修正を省略できるか。
(2) わずかなトリムがある場合、排水量の修正が必要であるが、その修正量(Δw)を求める方法を述べよ。また、(1)で求めた平均喫水による排水量にΔwを加減する場合の符号について述べよ。
(3) トリムが大きい場合には、さらに排水量の修正が必要となるが、それはなぜか。
【出題:19/02,21/10,24/07,26/02,28/04】
問題2
喫水によって排水量を精測する場合に行う諸修正のうち、トリムに対する排水量の修正(trim correction)に関する次の問いに答えよ。
(1) 排水量の修正量(ΔW)を求める方法を述べよ。
(2) 平均喫水から求めた排水量に修正量を加減する場合の符号について述べよ。
【出題:20/04,23/04,24/04,26/04,28/02,30/02】
問題3
総積荷トン数を決定する場合に必要な要素であるコンスタント(不明重量〔質量〕)に関する次の問いに答えよ。
(1)コンスタントは、どのようにして算出するか。
(2)コンスタントをできるだけ正確に算出するには、どのような時機に測定すればよいか。
理由とともに述べよ。
【出題:18/10,19/10,21/07,22/10,24/02,25/04,26/10,28/02,28/10,29/07 】
問題4
船に積載できる貨物重量〔質量〕を求めるとき、載荷重量トン数から減じなければならない持ち物のうち、コンスタント(constant又はunknown constant)として処理されるものにはどのようなものがあるか。3つあげよ。
【出題:19/04,20/04,22/04,23/07,24/10,26/04,27/07,28/04,29/04,30/02】