おはようございます。
一昨日は、海の日でしたね。
いかがお過ごしでしたか?
海を感じられていましたか?それとも・・・
さて、本日は、一昨日、東京は晴海埠頭で行われた内航コンテナ船「なとり」の見学会で見学者が感じた疑問に勝手にお答えします。
ここに掲載した以外でも、色々とあったでしょうが、それは、分かりかねますので、関係者から得た情報で。
まずは、基本編
見学者:この船の総トン数は何トンですか?
回答:総トン数7,390トンです。
見学者:全長は何mですか?
回答:136.25mです。
見学者:コンテナを何個積めるんですか?
回答:長さ20フィートのコンテナで、548個(ホームページより)です。
中級編
見学者:この船のエンジンの出力は?
回答:連続最大出力は、5,180kW(毎分173回転)です。
見学者:この船のエンジンのメーカーは?
回答:阪神内燃機工業株式会社です。
見学者:エンジンはUEですか?
回答:いいえ違います。MAN B&W 7S35MC7 です。シリンダーの直径は、35㎝。7シリンダーです。
上級編
見学者:甲板上の通路を歩いていたら、冷たい空気が噴出していたんですが、あれは何ですか?
回答:今は、見えませんが、甲板より下の船内(船倉)にもコンテナを3段積めるようになっています。中には、冷凍コンテナと呼ばれる、コンテナの内部を冷やす装置を備えたコンテナもあり、そのコンテナに新しい空気を送るためや湿気を乾燥させるためにファンで空気を送っています。その吹き出しの風が出ています。
見学者:甲板上の通路を歩いていたら、「鰻の寝床2」と書かれているシールが貼ってあったのですが、あれは何を示しているのですか?
回答:あれは、冷凍コンテナの電源を差し込むプラグのある場所を示しています。番号は、機関室にある配電盤のブレーカーの番号に対応しております。「鰻の寝床」については、そうですね、名付けた本人が下船しましたので正確な由来は、分かりかねますが、私の想像するに、冷凍コンテナの電源ケーブルが鰻のようにくねくねしていて黒いケーブルが多く、また、電源だけに電気鰻にかけたものではないでしょうか。鰻が餌を求めて寝床(電源ボックス)に集まるようなイメージでしょうか(笑)。
番外編
見学者:本船の前の船は、何トンぐらいですか?
回答:分かりかねます。
見学者:本船の前の船は、何台ぐらい車を積めるのですか?
回答:分かりかねます。
正解は、こちら。総トン数60,143トン、普通車6,400台を積載可能。
皆さん、お船の見学の際には、その船のことを質問しましょう!!
もちろん、色々ちゃんと答えてくれる人もたまには居ますが、それは稀なこと。普通は、でたらめな情報(想像)の可能性の方が高いです(笑)。船乗りにもそれぞれ得意な分野がありますので、得意そうなことを聞いてあげてください。