その昔、機関室の冷却器は、ほとんど海水冷却でした。
しかし、海水冷却器を多く設置すると、海水の配管が多くなりますね。
そして、海水冷却器は、清水冷却に比べて汚れが早く、海水による配管の腐食もありますので、出来るだけ、清水冷却の方がいいのです。
このような考えから、海水冷却器を1つ(中央集中)にして他の冷却器を清水冷却にしてしまおうということでセントラルクーリング方式が生まれました。
そのセントラルクーリング方式の中枢がセントラルクーラーです。
最近、セントラルクーリング方式が多く採用される理由となったのは、やはり、コンパクトさではないでしょうか。
以下に示すプレート式のセントラルクーラーは、熱交換率が良いためコンパクトにできるため小さな内航船にも多く使用されています。
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