周波数(発電機の並列運転に関する基礎知識)

交流電圧の周波数の定義は?

周波数とは、単位時間あたりに、振動や波動が何回繰り返されるか(何周期を行うか)ということであり、交流電圧の場合、電圧がプラスとマイナスに変化し、同じ電圧になるまでの1周期が、1秒間に何回繰り返されるかを示す単位がHzである。

コメント(発電機の並列運転の基礎)

船の交流電圧の場合、三相交流の60Hzが一般的です。

下のイメージは、60Hzのイメージ。これが、三相になると120度ずつずれた3つの波形が存在することになります。

以下は、三相交流のイメージ。

さて、発電機の並列運転を行う場合は、この3つの波が各発電機ごとに存在することになります。

これを合わせていく作業が並列運転の基本です。

以下のイメージは、1本だけ波形を取り出して、2台の発電機の波形を比較したイメージです。

これをどうやったら合わせられるか?

それが、並列運転の条件になります。

並列運転の条件は、言葉だけでなく、このような波形のイメージでどこを合わせれば(調整すれば)よいのかを考えて、覚えてください。

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