3N航海筆記試験問題 GPS(1)

3N航海筆記試験問題 GPS(1)

以下は,GPSに関する三級海技士(航海)の筆記試験の過去問題です。

GPSの問題は,穴埋め,文章の正誤判断問題が中心となります。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。(類)は,類似の問題を示します。解答は一緒です。「平成/年」を数字で示しております。

問題1

GPSについて述べた次の文の[       ]の中に適合する字句又は数字を記号とともに記せ。

(1) GPSは,人工衛星を地上約[(ア)]kmの6つの軌道に合計24個配置し,常時,世界中で測位できるようにシステム設計されている。
(2) GPSの測位原理は,海上においては[(イ)]個以上の衛星からの距離を求め,それぞれの衛星からの距離を半径とする球面の交点を求めることによる。
(3) 衛星までの距離を求めるために測定した衛星からの電波の伝ぱ時間には時計の誤差などが含まれている。この誤差を含んだ伝ぱ時間により求めた距離を[(ウ)]と呼んでいる。
(4) DOPと呼ばれる数値は,天空におけるGPS衛星配置による[(エ)]の低下を表す係数である。

【出題:21/10,23/02,26/04】

問題2

GPSについて述べた次の(A)と(B)の文について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A) GPSの衛星は,世界中どこでも常時測位できるように静止衛星を利用している。

(B) GPSの二次元測位(海上での測位)の原理は,3個以上の衛星からの距離を求め,それぞれの衛星からその距離を半径とする球面の交点を求めることによる。

(1) (A)は正しく,(B)は誤っている。
(2) (A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3) (A)も(B)も正しい。
(4) (A)も(B)も誤っている。

【出題:21/04,23/04,27/07】

問題3

GPSについて述べた次の(A)と(B)の文について,それぞれの正誤を判断し,下のうちからあてはまるものを選べ。

(A) GPSの衛星は,世界中どこでも常時測位できるように静止衛星を利用している。

(B) GPSの測位原理は,3個以上の衛星からの距離を求め,それぞれの衛星からその距離を半径とする球面の地球表面上における交点を求め,船位(緯度,経度)とする。

(1) (A)は正しく,(B)は誤っている。
(2) (A)は誤っていて,(B)は正しい。
(3) (A)も(B)も正しい。
(4) (A)も(B)も誤っている。

【出題:29/10】

問題4

GPS受信機に表示させることができる受信衛星の情報には,どのようなものがあるか,4つあげよ。

【出題:22/04,24/04】

コメント

問題は,基本的な仕組みや原理などが中心ですので,ぜひ理解してください。

インターネット上にも,結構資料が出回っています。

船長コース
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