三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 船体構造(5)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 船体構造(5)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。
※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題

鋼船の貨物倉内に設置されているピラー(梁柱)に関する次の問いに答えよ。

(1) 倉内に設置されている目的を述べよ。

(2) 倉内のピラーの数を減らすため,通常どのような方法がとられているか。

【出題:22/04】

解答

(1) ① 上部の荷重を支える。

② 船底部と甲板を結びつけて,船の横の形状を保ち,横強度材として働く。

③ 船体の剛性を増し,振動を防止する。

④ 甲板ビームのスパンを短くして,ビームの深さを減らし,その強さを増すと同時に船倉の有効高さを増す。

(2) ビームランナーあるいは,甲板下ガーダーを縦通させて数本のビームをまとめて支え,ピラーの数を減らす。(例えば,ハッチの両サイドにガーダーを縦通させて,四隅下だけにピラーを設ける。)

コメント

船倉で見れる船に乗ったことはありません。なので、最近は、問題として出ていないのだと思います。

ちなみに機関室のピラーは、こんな感じ。

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三級海技士(航海)筆記問題(全問掲載済み) 平成22年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。 参考文献 東京海洋大...