三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 気象観測(2)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 気象観測(2)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題1

船舶において,気圧計により気圧を測定する場合,読み取った値にどのような改正(更正)をしなければならないか。

【出題:20/07,23/10,24/07,26/07,27/07,29/07】

問題2

船舶において,気圧計により気圧を測定する場合,器差のほかに海面更正が必要である理由を述べよ。

【出題:21/10,23/04,25/02,27/02,29/04】

コメント

気圧計を読み取った後は,器差の補正,そして海面更正を行う必要がある。
気圧は高さによって変化(高くなるほど減少)するため,海面上に存在する気圧計で読み取った値は,海面上の気圧に補正する必要がある、これを海面更正という。
このため、海面気圧を求める式は,以下で示すことが出来る。
海面気圧=(気圧計の示度)±(示度に対する誤差補正値(器差))+(海面更正値)

参考文献

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

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