三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 低気圧(1)

三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 低気圧(1)

以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。

※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。

問題

右図の(ア)~(ウ)は,日本付近の通過する温帯低気圧の主な経路のうち,3つを示したものである。これらについて,次の問いに答えよ。

(1) 低気圧が(ア)のような経路をとるのは,いつごろが多いか。

(2) (ア)~(ウ)のような経路をとる場合,日本付近の天気は一般にどのようになるか。それぞれについて述べよ。

【出題:21/04,24/07,26/04,27/04,28/07】

解答

(1) 冬(冬から初春にかけて)

(2) (ア) ① 低気圧は急激に発達し,進み方が速い場合が多い。

② 太平洋岸に暴風をもたらし,関東近海で大きく発達することがある。この低気圧が日本近海に来たとき北方から寒気が張り出すと,太平洋岸に降雪を見ることがある。

(イ)① 雨の範囲が広がり,西日本全域に及び,日本海側で雨量が多い。

② 太平洋側に副低気圧が発生し,二つ玉型になることがある。

(ウ)① 日本近海で強い南風が吹く。

② 春秋には日本海で非常に発達することがある。

③ 南日本では暖域内で,一般に天気はよい。

参考文献

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年

航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

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