三級海技士(機関)機関二 筆記問題 電気基礎(8)

三級海技士(機関)機関二 筆記問題 電気基礎(8)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関二に関する過去問題です。

※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題1

トランジスタに関する次の文の中で,正しくないものを2つあげ,正しい文となるように,下線部を訂正せよ。 【出題:25/07】

(ア) トランジスタは,シリコンなどの純粋半導体で構成される。

(イ) トランジスタには,スイッチング作用がある。

(ウ) トランジスタは増幅回路における接地方式のうち,エミッタ接地方式が最も電流増副作用が大きい。

(エ) エミッタ接地方式におけるNPN形のトランジスタのベースは,エミッタより低電位として用いる。

(オ) 2つのP層(又はN層)ではさまれるベースの幅は,十分薄くする。

問題2

下記①~④の電気図記号に関して,次の問いに答えよ。【出題:23/07,28/04】

(1) ①及び②図は,それぞれ何という名称か。

(2) ③図の㋐,㋑及び㋒の端子は,それぞれ何という名称か。

(3) ④図のトランジスタは,NPN形か,それともPNP形か。

解答1

アとエ

ア:不純物半導体(P形及びN形半導体)

エ:高電位として用いる。

解答2

(1) ① 半導体整流ダイオード(ダイオード,整流体一般)

② ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)

(2) ア:ベース イ:エミッタ ウ:コレクタ

(3) PNP形トランジスタ

参考文献

機関科口述試験研究会編:機関科三級 口述標準テスト,海文堂,1999年

東京海洋大学海技試験研究会編:海技士3E 徹底攻略問題集,海文堂,2011年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成28年度版,成山堂書店,2016年

機関技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(機関)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年

三級海技士(機関)筆記試験問題
このページでは、三級海技士(機関)の筆記試験問題に関する説明を行います。