二級海技士(航海)筆記問題(運用):荷役装置の各部に及ぼす力
以下は,二級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。
※ 出題は,平成18年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題1
貨物をデリックブームの先端につり下げたとき、ブームにかかる応力(圧縮応力)は、デリクポストとブームのなす角の大小に関係がないことを証明せよ。ただし、デリックポストは垂直とし、ブームの重さ等は考慮しないものとする。
【出題:19/04】
問題2(数字が異なる)
右図のような荷役装置(マストの高さ10m,トッピングリフトの長さ6m,ブームの長さ13m)のブームの先端から図のように4トンの貨物をつるした場合、トッピングリフトの張力はいくらになるか。ただし、ブーム(同一の太さで等質)は1.0トンで、カーゴフォール等のロープの重量{質量}は考慮しないものとする。注:計算は、SI(国際単位系)又は重力単位系のどちらで行ってもよい。
【出題:20/02,21/02,23/07,24/10,27/07,29/10】
出題 | 21/02 | 23/07 | 24/10 |
マストの高さ | 10m | 12m | 10m |
トッピングリフトの長さ | 5m | 6m | 6m |
ブームの長さ | 12m | 15m | 12m |
貨物の重さ | 4トン | 5トン | 5トン |
ブームの重さ | 1.0トン | 1.0トン | 1.5トン |
答え | 2.3 | 2.75 | 3.45 |
問題3
油タンカーの荷役中の管系内に発生するサージプレッシャー(surge pressure)に関する次の問いに答えよ。
(1)どのようなときに、どのような理由で発生するか。
【出題:18/10,20/07,21/10,24/04,26/04,27/10,29/07】
(2)どのような危険を引き起こすおそれがあるか。
【出題:18/10,20/07,21/10,24/04,26/04,27/10,29/07】