はじめに
以下は,三級海技士(航海)の筆記試験 「航海」の海図を使用した問題です。
※ 出題は,平成28年2月から令和7年2月定期試験まで(10年分)の問題を調べたものです。(類)は,類似の問題を示します。解答は一緒です。平成=H,令和=Rに年/月を数字で示しております。
試験用海図No.15
〔問題1〕
A丸はジャイロコース285°(誤差なし),速力15ノットで航行中,1030中島灯台のジャイロコンパス方位を054°に測定したのち同灯台は見えなくなり,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1200浜埼灯台のジャイロコンパス方位を326°に測定することができた。次の(1)~(3)を求めよ。ただし,この海域には,流向240°(真方位),流速3ノットの海流がある。
(試験用海図No.15使用。⊕は,30°N,136°Eである。)
(1) 実航真針路
(2) 実速力
(3) 1200の船位(緯度,経度)
【出題:H25/10】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H30/04〕A丸,275°,速力15ノット,1015中島灯台,054°→1145浜崎灯台297°,海流:流向060°,流速2ノット,⊕:30°N,135°E,(3)1145
〔出題:R04/04〕A丸,280°,速力16ノット,0815中島灯台077°→0945浜埼灯台322°,海流:流向220°,流速2ノット,⊕:30°N,138°E,(2)0945
〔問題2〕
B丸はジャイロコース045°(誤差なし),速力16ノットで航行中,1030黄岬灯台のジャイロコンパス方位を187°に測定したのち同灯台は見えなくなり,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1200馬島灯台のジャイロコンパス方位を095°に測定することができた。次の(1)及び(2)を求めよ。ただし,この海域には,流向243°(真方位),流速3ノットの海流がある。
(試験用海図No.15使用。⊕は,30°N,139°Eである。)
(1) 実航真針路及び実速力
(2) 1200の船位(緯度,経度)
【出題:H21/04】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H28/10〕A丸,051°,速力12ノット,1130黄岬灯台,157°→1300馬島灯台080°,海流:流向210°,流速2ノット,⊕:30°N,131°E,(2)1300
〔出題:H29/04〕A丸,033°,速力16ノット,2024甲埼灯台149°→2100白埼灯台092°,海流:流向260°,流速3ノット,⊕:30°N,141°E,(2)2100
〔出題:H30/10〕A丸,044°,速力14ノット,0724甲埼灯台138°→0800白埼灯台101°,海流:流向003°,流速3ノット,⊕:30°N,141°E,(2)0800
〔出題:R02/04〕B丸,045°,速力11ノット,1030黄岬灯台173°→1200馬島灯台081°,海流:流向245°,流速2ノット,⊕:30°N,135°E,(2)1200
〔出題:R3/04〕A丸,048°,速力15ノット,1018甲埼灯台136°→1100白埼灯台098°,海流:流向004°,流速3ノット,⊕:30°N,140°E,(2)1100
〔出題:R3/10〕A丸,048°,速力13ノット,1015黄岬灯台160°→1200馬島灯台075°,海流:流向090°,流速1.5ノット,⊕:30°N,139°E,(2)1200
〔出題:R05/04〕A丸,050°,速力18ノット,1030黄岬灯台161°→1200馬島灯台094°,海流:流向020°,流速2ノット,⊕:30°N,131°E,(2)1200
〔問題3〕
A丸はジャイロコース019°(誤差なし),速力17ノットで航行中,1018甲埼灯台のジャイロコンパス方位を144°に測定し,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1100白埼灯台のジャイロコンパス方位を084°に測定することができた。次の(1)及び(2)を求めよ。ただし,この海域には,流向245°(真方位),流速3ノットの海流がある。
(試験用海図No.15使用。⊕は,30°N,140°Eである。)
(1) 実航真針路及び実速力
(2) 1100の船位(緯度,経度)
【出題:R05/10】
〔問題4〕
A丸はジャイロコース280°(誤差なし),速力16ノットで航行中,0915中島灯台のジャイロコンパス方位を067°に測定したのち同灯台は見えなくなり,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1045浜埼灯台のジャイロコンパス方位を328°に測定することができた。1045の船位(緯度,経度)を求めよ。ただし,この海域には,流向220°(真方位),流速2ノットの海流がある。 (試験用海図No.15使用。⊕は,30°N,135°Eである。)
【出題:R01/10】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:R06/04〕A丸,282°,速力18ノット,0915中島灯台070°→1045浜埼灯台343°,海流:流向225°,流速3ノット,⊕:30°N,135°E,(2) 1045
〔問題5〕
A丸(速力14ノット)は,2030中島灯台の真西10海里の地点を発し,真針路195°で航行を続けた。緑埼灯台(灯高33m)の灯光の予想視認方位(真方位)及び予想初認時刻を求めよ。ただし,この海域には,流向040°(真方位),流速3ノットの海流があり,当日は視認良好な晴天の暗夜で,A丸の眼高は15mである。(視認距離は地理学的光達距離で求めるものとする。)
(試験用海図No.15使用)
【出題:H20/10】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H28/04〕速力12ノット,2130,中島灯台の真西13海里,真針路199°,緑埼灯台(灯高24m),海流:流向110°,流速3ノット,眼高14m
〔出題:H29/10〕速力13ノット,2030,中島灯台の真西9海里,真針路191°,緑埼灯台(灯高30m),海流:流向230°,流速2ノット,眼高12m
〔出題:H31/04〕速力13.5ノット,2030,中島灯台の真西10海里,真針路195°,緑埼灯台(灯高25m),海流:流向115°,流速1.5ノット,眼高9m
〔出題:R02/10〕速力15ノット,2145,中島灯台の真西10海里,真針路200°,緑埼灯台(灯高25m),海流:流向160°,流速2ノット,眼高14m
〔出題:R04/10〕速力14ノット,2130,中島灯台の真西9海里,真針路199°,緑埼灯台(灯高25m),海流:流向145°,流速2ノット,眼高12m
〔出題:R06/10〕速力15ノット,2030,浜埼灯台の真南6海里,真針路238°,赤岬灯台(灯高24m),海流:流向070°,流速3ノット,眼高14m
試験用海図No.16
〔問題1〕
A丸はジャイロコース124°(誤差なし),速力16ノットで航行中,1106前島灯台のジャイロコンパス方位を358°に測定したのち同灯台は見えなくなり,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1200犬埼灯台のジャイロコンパス方位を108°に測定することができた。次の(1)及び(2)を求めよ。ただし,この海域には,流向187°(真方位),流速2ノットの海流がある。
(試験用海図No.16使用。⊕は,40°N,139°Eである。)
(1) 実航真針路及び実速力
(2) 1200の船位(緯度,経度)
【出題:H21/02】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H28/07〕A丸,030°,速力10ノット,1012島埼灯台135°→1100竹岬灯台055°,海流:流向140°,流速2.5ノット,⊕:40°N,138°E,(2)1100
〔出題:H29/07〕A丸,112°,速力13ノット,1130前島灯台017°→1300犬埼灯台126°,海流:流向317°,流速3ノット,⊕:40°N,130°E,(2)1300
〔出題:31/02〕B丸,064°,速力11ノット,0824島崎灯台150°→0900竹岬灯台055°,海流:流向030°,流速2ノット,⊕:40°N,137°E,(2)0900
〔出題:R02/07〕A丸,005°,速力12ノット,1124沖ノ島灯台241°→1200犬埼灯台317°,海流:流向120°,流速1ノット,⊕:40°N,133°E,(2)1200
〔問題2〕
A丸はジャイロコース65°(誤差なし),速力12ノットで航行中,0815鳥埼灯台のジャイロコンパス方位を150°に測定し,その後も同一の針路,速力で航行を続け,0900竹岬灯台のジャイロコンパス方位を044°に測定することができた。次の(1)及び(2)を求めよ。ただし,この海域には,流向120°(真方位),流速2ノットの海流がある。 (試験用海図No.16使用。⊕は,40°N,142°Eである。)
(1) 実航真針路及び実速力
(2) 0900の船位(緯度,経度)
【出題:R05/07】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:R06/02〕A丸,007°,速力12ノット,1112沖ノ島灯台125°→1200犬埼灯台049°,海流:流向340°,流速2ノット,⊕:40°N,133°E,(2)1200
〔問題3〕
A丸はジャイロコース320°(誤差なし),速力11ノットで航行中,0918鶴岬灯台のジャイロコンパス方位を095°に測定したのち同灯台は見えなくなり,その後も同一の針路,速力で航行を続け,1000長埼灯台のジャイロコンパス方位を350°に測定することができた。A丸の1000の船位(緯度,経度)を求めよ。ただし,この海域には,流向050°(真方位),流速2ノットの海流がある。
(試験用海図No.16使用。⊕は,40°N,137°Eである。)
【出題:H24/02】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:R02/02〕A丸,320°,速力13ノット,0800鶴岬灯台,084°,0845長埼灯台348°,0845の船位,海流:流向290°,流速3ノット,40°N,132°E
〔出題:R05/02〕A丸,310°,速力16ノット,0800鶴岬灯台,088°,0854長埼灯台355°,0854の船位,海流:流向350°,流速2ノット,40°N,129°E
〔問題4〕
A丸(速力15ノット)は,2100鹿埼灯台から225°(真方位)4海里の地点を発し,長埼灯台を右げんに3海里離して航過する予定である。次の(1)~(3)を求めよ。ただし,この海域には,流向275°(真方位),流速3ノットの海流があり,ジャイロ誤差はない。また,当日は視界良好な晴天の暗夜で,A丸の眼高は12mである。
(試験用海図No.16使用)
(1) A丸がとらなければならないジャイロコース
(2) A丸の実速力
(3) 長埼灯台の灯光の初認が予想される真方位及び時刻
(初認距離は地理学的光達距離で求めるものとする。)
【出題:H20/07】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H28/02〕A丸,速力13ノット,2100鹿埼灯台240°3海里→長埼灯台右舷3海里,海流:流向260°,流速2ノット,眼高11m,(3)長埼
〔出題:H30/07〕A丸,速力15ノット,1900鹿埼灯台235°4海里→長埼灯台右舷3海里,海流:流向240°,流速2ノット,眼高12m,(3)長埼
〔出題:R03/07〕B丸,速力15ノット,2000鹿埼灯台240°3海里→長埼灯台右舷3海里,海流:流向150°,流速3ノット,眼高12m,(3)長埼
〔出題:R07/02〕A丸,速力12ノット,2100鹿埼灯台真南4海里→長埼灯台右舷側3海里,海流:流向325°,流速2ノット,眼高11m,(3)長埼
〔問題5〕
A丸は,2100長埼灯台の真南4海里の地点を発し,鹿埼灯台の真南4海里の地点へ2時間で直航する予定である。次の(1)及び(2)を求めよ。ただし,この海域には,流向080°(真方位),流速2ノットの海流があり,ジャイロ誤差はない。また,当日は視界良好な晴天の暗夜で,A丸の眼高は10mである。 (試験用海図No.16使用) (1) A丸がとらなければならないジャイロコース及び対水速力(2) 鹿埼灯台の灯光の予想初認方位(真方位)及び予想初認時刻(初認距離は地理学的光達距離で求めるものとする。)
【出題:H21/07】
上記のような問題形式で、以下のように数字が異なる形で、出題されております。
〔出題:H29/02〕A丸,2000長埼灯台,真南4海里,鹿埼灯台,真南4海里の地点へ2時間,海流:流向145°,海流2ノット,眼高10m,(2)鹿埼灯台
〔出題:H30/02〕A丸,1900犬埼灯台,真南5海里,長埼灯台,真南5海里の地点へ2時間,海流:流向285°,海流2ノット,眼高9m,(2)長埼灯台
〔出題:R01/07〕A丸,2000前島灯台,真北3海里,犬埼灯台,真南4海里の地点へ2時間,海流:流向110°,海流2ノット,眼高6m,(2) 鶴岬灯台
〔出題:R03/02〕A丸,2100犬埼灯台,真南4海里,長埼灯台,真南5海里の地点へ2時間,海流:流向200°,海流2ノット,眼光12m,(2) 長埼灯台
〔出題:R04/02〕A丸,2100前島灯台,真北5海里,犬埼灯台から230°(真方位)3海里の地点へ2時間,海流:流向100°,海流2ノット,眼高6m,(2) 鶴岬灯台
〔出題:R04/07〕A丸,2000長埼灯台,真南3海里,鹿埼灯台,真南3海里の地点へ2時間,海流:流向135°,海流2ノット,眼高9m,(2)鹿埼灯台
〔出題:R06/07〕A丸,2100前島灯台,真北4海里,犬埼灯台,真南5海里の地点へ2時間,海流:流向105°,海流2ノット,眼高6m,(2)鶴岬灯台