三級海技士(機関)機関三 筆記問題 潤滑油(2)

三級海技士(機関)機関三 筆記問題 潤滑油(2)

以下は,三級海技士(機関)筆記試験,機関三に関する過去問題です。
※ 出題時期は,平成22年7月から平成29年4月定期試験までの問題を調べたものです。

問題

潤滑油に関する次の問いに答えよ。

(1) 動粘度は,どのようにして求めるか。また,その単位は,何か。
(2) 油性とは,どのようなことか。

【出題:25/07】

解答

(1)・動粘度は,動粘度計の毛細管から一定量の試料油が流出する時間を0.1秒の単位まで正確に測定して,以下の式から求めることができます。
動粘度=C×t〔mm2/s{cSt}〕(C:粘度計定数,t:流出時間〔s〕)
・通常,石油製品の動粘度の単位としては〔mm2/s{cSt}〕が用いられます。

(2) 油性とは,摩擦面に吸着して,強い油膜を形成する性質のことです。流体潤滑の場合は,粘度だけが問題となりますが,境界潤滑の状態では,油性がよいものほど,摩擦係数を少なくし,固体摩耗になることを防ぐこととなり,最も大切な性質であります。

三級海技士(機関)筆記試験問題
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