三級海技士(航海) 運用 筆記試験問題 天気図(3)
以下は,三級海技士(航海)の筆記試験における,運用に関する過去問題です。
※ 出題は,平成20年7月から平成30年2月定期試験までの問題を調べたものです。「平成/年」を数字で示しております。
問題
下図は,日本付近で見られる地上天気図型の1例を略図で示したものである。次の問いに答えよ。
(1) このような気圧配置は,いつ頃多く見られるか。
(2) このような気圧配置のとき,右図のように台湾付近に低気圧が発生しやすい理由を述べよ。
(3) (2)の低気圧の一般的特徴を述べよ。
【出題:21/07,23/02,25/07,27/02,28/10】
解答例
(1) 冬から春先にかけて
(2) 寒冷な大陸高気圧の南縁に,北向きの風と湿った暖気団からの南東風が吹き込んでくるため,台湾付近に不連続線(停滞前線)が発生し,前線の波動により低気圧が発生しやすいため。
(3)・速い速度で本州の太平洋側を北東方面に進む。
・日本全域にわたって荒れ模様の天気となり,冬季太平洋岸に暴風雨や雪をもたらす。
参考文献
航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成24年度版,成山堂書店,2012年
航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成27年度版,成山堂書店,2015年
航海技術研究会編:最近3か年シリーズ 三級海技士(航海)800題 平成30年度版,成山堂書店,2018年